for the two families
両家顔合わせの進め方
最終更新 2026.07.26約13分出典26件公的2民間24
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両家の顔合わせは、ふたりの家族が初めて同じ食卓を囲む日です。形式に決まりはなく、いまは食事を中心にした和やかな会が広く選ばれています。
このページでは、いつ・どこで・どんな流れで開かれているのか、費用は誰がいくら払っているのか、手土産や服装をどうそろえるのかを、調査の実数をもとに中立にまとめました。どれも「決まり」ではなく、迷ったときの手がかりです。読んだあと、ふたりが自分たちらしい一日を描けることを目指しています。
いつ行う? 婚約から式までのタイミング
両家顔合わせは、双方の親へ結婚の挨拶を済ませたあとに開くのが一般的な流れです。各種調査では、親への挨拶のあと3か月以内で、結婚式を行う場合は式の6か月以上前までに実施する例が多いと整理されています[1]。
式の準備は会場予約や招待客の決定など家族と相談したい場面が続くため、その前に両家が一度顔を合わせておくと、その後のやり取りが進めやすくなります。式を挙げない・写真のみといった選び方をするふたりも増えており[2][3]、その場合は「結婚の節目に両家で食事を囲む会」として日取りを決めると考えやすいでしょう。初婚で結婚する人の平均年齢は夫31.1歳・妻29.8歳と報告されており[4][5]、親世代との予定調整を早めに始めると無理がありません。
婚約
プロポーズ・結婚の決意
両家へ挨拶
それぞれの親へ結婚の報告
挨拶後 3か月以内
両家顔合わせ・食事会
式の 6か月以上前
会場・招待客など準備を本格化
顔合わせは、挨拶のあと3か月以内・式の6か月以上前が一つの目安。[1]
当日の標準的な流れ
顔合わせ食事会には決まった式次第はありませんが、多くの会で共通する流れがあります。全体でおよそ2〜3時間が目安で、司会を立てず、ふたりが進行役を兼ねる和やかな会が主流です。
時間の配り方には偏りがあります。挨拶も自己紹介も、ひとり1〜2分あれば足ります。両家6人でも合わせて15分ほどで、残りの2時間近くは、ただの食事と雑談です。「何を話せばいいか」で頭がいっぱいになりがちですが、実際に埋めるべき時間の大半は、かしこまった場面ではありません。ここが分かっていると、当日の緊張はかなり軽くなります。
会場を予約するときは、コースの所要時間と、席を使える時間を先に確認しておいてください。2時間制の店で3時間の会を想定していると、終盤で追い出される形になります。逆に、話が弾まなかったときのために「食事が終わったら解散でいい」と決めておくのも、りっぱな備えです。
はじまりの挨拶や結びの言葉を誰がどう話すかは、この記事の下にある「両家顔合わせの挨拶と進行」で、文例まで詳しく扱っています。
- 1
はじまりの挨拶
ふたり、またはどちらかの親が会の趣旨を一言。
- 2
両家の自己紹介
本人から家族を紹介し、続いて各人が簡単に。
- 3
婚約記念品の交換(任意)
指輪や記念品を披露・交換する時間を設けることも。
- 4
乾杯と食事・歓談
食事を囲みながら、人柄や家族の様子を知り合う。
- 5
結びの挨拶
親またはふたりから感謝を伝えて締めくくる。
どこの街で開く? 最多は「両家の中間」
会場の種類より先に決まるのが、どのエリアで開くかです。両家が離れて暮らしている場合、ここが最初の相談ごとになります。
顔合わせを行った人へのアンケートでは、開催エリアは「両家のほぼ中間」が48.1%で最も多く、次いで「女性の実家または実家に近いエリア」が18.2%、「ふたりが拠点とするエリア」が16.3%、「男性の実家または実家に近いエリア」が12.5%でした[6]。
半数近くが中間地点を選んでいるのは、どちらかの家に移動の負担が偏らないからです。ただし、これは「中間にすべき」という意味ではありません。親の年齢や体調で長距離移動が難しい、片方の家に足を運ぶこと自体に意味がある、といった事情があれば、そちらを優先していい判断です。
決め方としては、先に移動時間の上限を両家で共有してから場所を探すと早く決まります。「片道2時間まで」と決めてしまえば、候補は自然に絞られます。逆に会場から探し始めると、あとから「そこまでは行けない」と巻き戻りが起きます。
棒の長さは項目間の比較用。移動負担が偏らない中間地点が半数近くを占める。[6]
会場と費用の目安
エリアが決まったら、その中で会場の種類を選びます。各種調査では、料亭が40.9%、レストランが32.3%、ホテルが14.5%という会場の内訳が報告されています[7][8][9]。どれを選んでも、個室がとれるかは先に確認しておくと安心です。まわりの話し声が気にならない環境かどうかで、当日の会話のしやすさがまるで変わります。
費用(1回あたりの食事会総額)の目安は、レストランで約7万3,000円、料亭で約7万4,000円、ホテルで約12万2,000円と整理されています(首都圏の調査値)[10][11][12]。個室の有無や料理のコース内容によって幅があります。費用は1回あたりの総額で、人数や内容により変わる点に留意してください。
全国を対象にした別の調査では、食事会の費用は平均9万8,600円と報告されています[13]。首都圏の会場別の数字と並べると、多くの会が10万円前後に収まっていると読めます。両家3人ずつの6人で開くとすれば、この平均は1人あたり1万6,000円ほどの計算になります(当編集部による割り戻し)。人数から逆算するときの出発点にしてください。
1回あたりの総額の目安。料理のコースや個室の有無で幅がある。[10]
誰が払う? いちばん多いのは「ふたりがまとめて」
費用負担に唯一の正解はありません。ただ、実際にどうしているかの傾向ははっきりしています。アンケートでは、費用のすべてをふたりが負担したという回答が65%でした[14]。両家で折半する、それぞれの家族分を各家で持つ、という形もあります。
支払うタイミングは、約70%が当日の会計時でした[15]。交通費は「各自で負担」が70%です[16]。つまり、多くの会は「ふたりがその場でまとめて払い、行き帰りの交通費は各自」という形で回っています。
数字より大事なのは、これを当日ではなく事前に決めておくことです。会計の場面で「私が出します」「いえこちらが」と押し問答になるのは、両家にとって気まずい時間です。ふたりが間に立って希望をすり合わせ、決めた内容を双方の親に先に伝えておけば、その場面自体が起きません。
親が「そこは出させてほしい」と言う場合もあります。そのときは断らずに受けて、後日ふたりからお礼を伝えるほうが、関係はなめらかに進みます。
- 1
誰が払うか
ふたりがまとめて払うのが65%。折半・各家払いも選択肢。
- 2
いつ払うか
約70%は当日の会計時。先に会場へカード払いの可否を確認しておく。
- 3
交通費と宿泊
各自で負担が70%。遠方から来てもらうなら、出す・出さないを先に伝える。
当日その場で相談すると、どちらの家も遠慮して決まらない。
手土産は用意する? 片方だけ、を避ける相談
手土産は、決まりごとではありません。それでも多くの人が気にするのは、「相手だけが持ってきたら気まずい」という一点に尽きます。
数字を見ると、その心配には根拠があります。顔合わせを行った人へのアンケートでは、両家とも手土産を用意したのが50.5%、男性側のみが5.8%、女性側のみが3.4%でした[17]。1割弱の会で、実際に片方だけが持参する状況が起きています。別の調査では、顔合わせに出席した父母110人のうち69%が手土産を持参したと回答しています[18]。
だから、いちばん確実な対処は事前にそろえることです。「手土産、どうしましょうか」とふたりから両家に一言確認するだけで、この不安は消えます。用意しないと決めるなら、それも両家でそろえれば何の問題もありません。
金額は3,000〜5,000円程度が目安とされ、父母への調査では4,000〜6,000円で選んだ人が45%、2,000〜4,000円が41%でした[19]。高すぎると相手に返礼の負担が生まれます。地元の銘菓や日持ちするお菓子など、持ち帰りやすく、好みが分かれにくいものが選ばれています。生ものや、その場で食べる前提のものは避けると無難です。
棒の長さは項目間の比較用。残りは両家とも用意しなかった回答。[17]
服装と席順は、そろえておけば迷わない
服装に決まりはありませんが、ひとつだけ守ると失敗しない原則があります。両家で格をそろえることです。片方がスーツと振袖、もう片方が普段着に近い服装、という組み合わせがいちばん気まずくなります。
そろえ方は簡単で、会場の格に合わせるのが基本です。料亭やホテルならジャケット着用、カジュアルなレストランなら少しやわらかく。決めたら「当日はジャケットくらいで」と、ふたりから両家の親に同じ言葉で伝えます。親は「相手の家はどうするのか」を気にしているので、この一言があるだけで支度がぐっと楽になります。
席順も、迷ったら型どおりで大丈夫です。入口から遠いほうが上座なので、両家の親が上座、ふたりが入口側に座ります。両家が向かい合う形にして、父・母・本人の順に並べるのが一般的です。ただし、親の耳が遠い、子ども連れがいるなど事情があれば、そちらを優先してかまいません。型は、迷ったときに使うためのものです。
服装
- 会場の格に合わせて両家でそろえる
- 料亭・ホテルならジャケット着用
- ふたりから両家へ同じ言葉で伝える
- 決めきれないなら少し改まった側に寄せる
席順
- 入口から遠いほうが上座
- 両家の親が上座、ふたりが入口側
- 両家が向かい合い、父・母・本人の順
- 体調や子ども連れの事情があれば型より優先
どちらも「両家で違う」ことだけが気まずさの原因になる。
結納との違いと、いまの選ばれ方
結納は、両家が結納品や結納金を取り交わす伝統的な儀式です。一方の顔合わせ食事会は、儀式の形をとらず食事を中心に親睦を深める会で、進め方をふたりが自由に決められます。
近年の調査では、結納の実施率は全国で約7%と報告されています[20]。これに対し、顔合わせ食事会のみを行ったという回答は85.6%にのぼり[22]、結納と食事会の両方を行った例は5.3%でした[23]。どちらも行わなかった人を含む実施しなかった割合は約9.1%です[24]。地域によって慣習の濃淡があり、結納を重んじる家もあるため、両家の考え方を早めに確かめておくと進めやすくなります。
ひとつ、見落とされやすい点があります。「食事会だから結納金のやりとりはない」と思われがちですが、顔合わせ食事会を行った人へのアンケートでは、結納金のやりとりをしなかったのは78%でした[21]。裏を返せば、儀式の形をとらない会でも2割ほどは金銭のやりとりが起きているということです。地域や家の考えによっては、食事会の席で親から包みが出ることもあります。受け取る側が慌てないよう、「そういう可能性がある」とだけふたりで共有しておくと安心です。
食事会のみが主流。結納の実施率は全国で約7%。[22]
少人数婚・家族婚での位置づけ
招待客を絞った少人数婚や家族中心の式では、顔合わせ食事会がいっそう大切な場になります。各種調査では招待客数の平均は57.2人と報告されており[25]、これより小さな規模を選ぶふたりにとって、両家がじっくり語らえる機会は限られるためです。
ゲスト10人未満の式の費用総額は平均157万9,000円、10〜20人未満で192万3,000円、20〜30人未満で244万4,000円と整理されています[26]。式当日は進行に追われがちなので、その前の顔合わせを「両家がゆっくり知り合う時間」と位置づけると、当日も含めた全体が穏やかにまとまります。
顔合わせしおりがあると、はじまりがほぐれる
初対面の両家にとって、最初の自己紹介はいちばん緊張する場面です。そこで役立つのが、当日の進行や両家のプロフィールをまとめた「顔合わせしおり」です。
しおりがあると、誰がどんな人かを言葉だけに頼らず共有でき、会話のきっかけが自然に生まれます。家族の趣味や好きなもの、これまでの歩みを一枚に添えておけば、はじめましての沈黙が和らぎ、食事中の話題にも困りません。会の流れを記しておけば、進行役を兼ねるふたりも落ち着いて当日を迎えられます。手元に残るしおりは、両家が顔を合わせた最初の日の記念にもなります。
27種のデザインから。両家のプロフィールと当日の流れを一枚に。
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よくある質問
- 顔合わせはいつ行うのがよいですか?
- 双方の親への結婚の挨拶を済ませたあとに行うのが一般的な流れです。各種調査では、挨拶のあと3か月以内、結婚式を行う場合は式の6か月以上前までに実施する例が多いと整理されています[1]。両家の予定を踏まえ、無理のない日取りで決めてください。
- 結納はしなくてもよいのでしょうか?
- 近年の調査では結納の実施率は全国で約7%と報告されており[20]、食事会のみを行う形が広く選ばれています[22]。結納を行うかどうかに決まりはなく、地域の慣習や両家の考え方を早めに確かめて、ふたりと家族で相談して決めるとよいでしょう。
- 費用はどのくらいかかりますか?
- 会場別の食事会総額の目安は、レストランで約7万3,000円、料亭で約7万4,000円、ホテルで約12万2,000円と整理されています(首都圏の調査値)[10][11][12]。これは1回あたりの総額で、人数や料理のコース内容によって幅があります。
- 費用は誰が払うものですか?
- 唯一の決まりはありませんが、アンケートでは費用のすべてをふたりが負担したという回答が65%でした[14]。支払いは約70%が当日の会計時[15]、交通費は各自負担が70%です[16]。折半や各家払いも選択肢です。当日に押し問答にならないよう、支払い方と交通費の扱いを事前に両家へ伝えておくと安心です。
- 当日はどんな流れになりますか?
- はじまりの挨拶、両家の自己紹介、(行う場合は)婚約記念品の交換、乾杯と食事・歓談、結びの挨拶という流れが多く、全体でおよそ2〜3時間が目安です。決まった式次第はないため、ふたりが進行役を兼ねて和やかに進める会が主流です。
- 顔合わせしおりは必要ですか?
- 必須ではありませんが、初対面の両家の自己紹介を助け、会話のきっかけになります。進行や両家のプロフィールをまとめておくと、はじまりの緊張がほぐれ、進行役を兼ねるふたりも落ち着いて当日を迎えられます。手元に残る記念にもなります。
出典
数字は公開された一次情報から。公的統計・法令の公的解説と、民間調査を区別しています。
- [1]両家顔合わせの時期に関する調査(マイナビウエディング)民間調査2024
- [2]結婚・結婚式の実態調査2025(マイナビウエディング)民間調査2025
- [3]結婚・結婚式の実態調査2025(マイナビウエディング)民間調査2025
- [4]厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況」(平均初婚年齢)公的統計2024
- [5]厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況」(平均初婚年齢)公的統計2024
- [6]顔合わせ食事会の開催エリア(ゼクシィ/「ゼクシィ花嫁会」87人・マクロミル208人アンケート)民間調査2024
- [7]両家顔合わせ食事会の会場(ゼクシィ結婚トレンド調査2024)民間調査2024
- [8]両家顔合わせ食事会の会場(ゼクシィ結婚トレンド調査2024)民間調査2024
- [9]両家顔合わせ食事会の会場(ゼクシィ結婚トレンド調査2024)民間調査2024
- [10]ゼクシィ結婚トレンド調査2024 首都圏(顔合わせ食事会の費用)民間調査2024
- [11]ゼクシィ結婚トレンド調査2024 首都圏(顔合わせ食事会の費用)民間調査2024
- [12]ゼクシィ結婚トレンド調査2024 首都圏(顔合わせ食事会の費用)民間調査2024
- [13]顔合わせ食事会の費用平均(ゼクシィ/2025年11月・男女547人のマクロミル調査)民間調査2025
- [14]顔合わせ食事会の費用負担(ゼクシィ/「ゼクシィ花嫁会」87人・マクロミル208人アンケート)民間調査2024
- [15]顔合わせ食事会の支払いタイミング(ゼクシィ/2024年4月・20〜30代男女208人のマクロミル調査)民間調査2024
- [16]顔合わせ食事会の交通費負担(ゼクシィ/「ゼクシィ花嫁会」87人・マクロミル208人アンケート)民間調査2024
- [17]顔合わせ食事会の手土産の用意(ゼクシィ/「ゼクシィ花嫁会」87人・マクロミル208人アンケート)民間調査2024
- [18]顔合わせ食事会の手土産(ゼクシィ/2024年11月・出席した父母110人のマクロミル調査)民間調査2025
- [19]顔合わせ食事会の手土産の金額(ゼクシィ/2024年11月・出席した父母110人のマクロミル調査)民間調査2025
- [20]結納の実施率(ゼクシィ結婚トレンド調査2024)民間調査2024
- [21]顔合わせ食事会での結納金のやりとり(ゼクシィ/「ゼクシィ花嫁会」87人・マクロミル208人アンケート)民間調査2024
- [22]ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)民間調査2024
- [23]ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)民間調査2024
- [24]ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)民間調査2024
- [25]結婚マーケット調査2025(リクルートブライダル総研)民間調査2025
- [26]親族のみ・少人数の結婚式の費用相場(ゼクシィ結婚トレンド調査2024 全国推計値)民間調査2024
この記事の編集方針
このガイドは、結婚式の準備をまるごと手伝う無料アプリ「Harebiyori」が書いています。送客手数料や広告費で、記事のおすすめ・順位を動かすことはありません。だから費用も段取りも、どこかへ誘導することなく、ふたりの側に立って書けます。
数字は、厚生労働省の人口動態統計などの公的統計と、公開された民間調査の一次情報に基づく目安です(各ページ末尾に出典を明記しています)。地域・会場・時期によって幅があるので、最後はふたりのペースで読み替えてください。